50代の眉毛の整え方/描き方/メイクアップ術を眉毛サロンが解説
年齢を重ねると、顔の筋肉や皮膚の衰えやまぶたのたるみなどの悩みをかかえやすくなります。また、眉毛も薄くなったりまばらになったりする傾向があるため対策が必要です。
しっかりケアやメイクをすれば綺麗な眉毛に整えられるとはいえ、「綺麗に見える大人な眉毛の整え方を知りたい」「形が崩れてしまった眉毛のメイクの方法がわからない」という50代の方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、50代の方向けの眉毛の整え方や描き方、アイブロウメイクアップ術などを解説します。50代の方が抱えやすい眉まわりの課題や、適切なエイジングケアの方法も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

目次
【独自調査】30〜50代女性の顔まわりの毛のケアの実態
まず、独自調査「30〜50代女性の顔まわりの毛のケアの実態」の結果からわかる、顔まわりの毛のケア・メイクとライフスタイルとの関係について紹介します。
<出典>
7割以上の女性が、相手の“毛”のケア不足が気になった経験あり!一方、“毛”への意識が高い女性はライフスタイルも充実傾向~あなたも実はあてはまるかも!?“恐怖の「おば毛」あるある”, ピアス株式会社
<調査概要>
- 調査タイトル :顔まわりの毛のケア実態と女性のライフスタイルに関する調査
- 調査方法 :インターネットアンケート ・調査実施期間 :2017年3月17日〜2017年3月22日
- 対象地域 :全国主要都市圏:関東圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)、関西圏(京都府・大阪府・兵庫県)、 北海道、宮城県、愛知県、福岡県
- 対象者 :30~50代女性 計1,000名
自身の顔まわりの毛(眉毛・まつ毛・産毛)のケア・メイクについて

「自身の顔まわりの毛(眉毛・まつ毛・産毛)のケア・メイクについて の意識」について質問したところ、8割以上が「とても気を使っている」「まあまあ気を使っている」と回答しました。多くの人が眉毛・まつ毛・産毛についてもその重要性を理解して、積極的にケア・メイクしていることがわかります。
友人や知人女性の顔まわりの毛(眉毛・まつ毛・産毛)のケア・メイクについて

一方、「友人や知人女性の顔まわりの毛(眉毛・まつ毛・産毛)について、ケア・ メイクがしっかりされていないと気になった経験」についての質問では、7割以上の人が「気になった経験がある」と回答しました。自分ではケア・メイクをしっかりしているつもりでも、相手から見ると実はケア・メイク不足と思われている可能性があるといえます。

「顔まわりの毛が気になった具体的なパーツ」に関しては、「口周りの毛」「生えっぱなしの眉毛」「細すぎる眉毛」が多い傾向です。また、「ケアできていない人への印象」については、「もったいない・おしい」「だらしがなさそう」「実年齢よりも老けて見える」といった回答が多く見られました。このことから、少しの顔まわりの毛のケア不足で、自身の魅力が半減している可能性があるといえるでしょう。
顔まわりの毛(眉毛・まつ毛・産毛)のケア・メイクとライフスタイルの関係

続いて、顔まわりの毛(眉毛・まつ毛・産毛)のケア・メイクとライフスタイルの関係についての調査結果を紹介します。
「女性として年齢を重ねることに対してどう感じているか」という質問では、「ケア・メイク習慣が高い」と回答した人のほうが「年齢を重ねることが楽しみ」と考えている割合が多いという結果。「女性としての自信がある」という人の割合も同様に、「ケア・メイク習慣が高い」と回答した人に多い傾向が見られました。

さらに、「家や身の回りが整理整頓できている」「日常のストレスが少ない」「夫・家族・パートナーとの関係が良好」「仕事とプライベートのバランスがとれている」と考えている人も、「ケア・メイク習慣が高い」という人に多い傾向です。
上記の結果より、顔まわりの毛(眉毛・まつ毛・産毛)のケア・メイクをしっかり行うことは、ライフスタイルへもよい影響を与えるものだといえるでしょう。
50代が抱えやすい眉毛の課題
50代を迎えると、加齢などが影響してさまざまな課題を抱えやすくなります。50代が抱えやすい眉毛の課題を4つ紹介します。
まぶたが広くなり間延びしてみえる

年齢を重ねるとだんだんまぶたが重くなり、上まぶたが下がってきやすくなるのが一般的です。上まぶたの面積が広くなってくると、眉毛と目の距離が広くなってしまいます。これにより顔全体がのっぺりした印象になってしまうことに悩んでいる50代の人も多いのではないでしょうか。
まぶたがくぼんだり顔全体がたるんで見える

40〜50代を迎えると、まぶたがくぼみやすくなります。まぶたがくぼむと、眉毛の下に影ができやすくなり、目の上が落ちくぼんだ印象を与えるため注意が必要です。また、下まぶたの脂肪が前に出てくる場合もあります。
さらに、ほうれい線や口角など下がるラインが目立つようになるのもよくある悩みです。頬やフェイスラインのたるみだけでなく、眉尻が下がって見える場合もあります。眉尻が下がると、表情が沈んで見え、顔全体がたるんだ印象を強めてしまうため要注意です。
眉毛が薄くなったりまばらになったりする

歳を重ねると、眉毛が薄くなったりまばらになったりしやすい傾向があります。薄くまばらな眉毛はナチュラルさが損なわれて見えるため注意が必要です。人によっては眉毛にも白髪が生えてくるときもあり、アイブロウメイクアップでのカバーが求められます。
太くて濃い眉毛(おば毛と呼ばれるもの)が1、2本生えてくる

50代で気になる悩みには「おば毛」と呼ばれるものも挙げられます。おば毛とは、眉毛のなかに1、2本だけ生えてくる太くて濃い眉毛のことです。おば毛は本数こそ少ないものの目立つため、眉毛全体のバランスを崩してしまいます。おば毛は普段の眉毛ケアで適切に処理する必要があるでしょう。
50代でもアイブロウメイクアップで綺麗な眉毛に!若見えするナチュラルな太眉がおすすめ
眉毛にさまざまな課題を抱える50代の方でも、適切なアイブロウメイクアップを行うことで綺麗な眉毛を実現できます。50代の方には、若見えするナチュラルな太眉がおすすめです。
まず、細く整えすぎた眉毛や、年齢によって薄くまばらになった眉毛から、ふんわりした太めの眉毛を目指しましょう。おば毛が目立つ場合は、毛抜きなどで処理します。眉毛に白髪がある人は、眉マスカラでナチュラルな色に仕上げましょう。
50代の眉毛の整え方のポイント
ここでは、50代向けの眉毛を整えるポイントについて解説します。
なお、綺麗な眉毛のベストバランスについては以下の記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
▶︎綺麗な眉毛のベストバランスとは?眉の位置や形などを眉毛サロンが解説
眉毛の位置は顔の横幅・縦幅に合わせた眉頭の位置で決める

50代に似合う眉毛の理想的な位置は、顔の横幅・縦幅との比率で決まります。まず、顔を撮影した写真に加工アプリなどでグリッド線を引き、横幅・縦幅の比率をチェックしましょう。
顔の横幅を「顔の横の生え際から反対側の生え際までの間」とすると、顔の横幅は眉間の幅の5倍がベストな長さです。あまり眉毛の手入れをしていない50代の方には、眉頭の間に産毛が残っている場合があります。眉ハサミやシェーバー、毛抜きなどで不要な産毛を除去し、眉間の距離を整えましょう。
<顔の横幅のベストな比率>
顔の横幅=眉間の幅×5
顔の縦幅を「額の生え際から顎先までの長さ」とすると、顔の縦幅は額の生え際から眉頭の下までの長さの3倍がベストな長さです。過去に流行りに合わせて眉毛が細くなりすぎている場合、眉頭の下側が削られているケースもあります。この場合は、アイブロウメイクアップで眉頭の形を描き足す必要があるでしょう。
<顔の縦幅のベストな比率>
顔の縦幅=額の生え際から眉頭までの長さ×3
眉を理想的な形に!眉が下がりがちな50代は眉山・眉尻の場所がポイント

眉毛の形は、眉頭・眉山・眉尻の3つのパートの場所によって決まります。それぞれが適切な場所にくるように整えることが大切です。40〜50代を迎えると筋肉や皮膚の衰えなどによって眉頭・眉山・眉尻のバランスが崩れている場合があるため注意する必要があります。
眉頭を作るべき場所は、鼻から眉毛の下にかけてカーブが始まるところです。眉頭の場所は顔全体のバランスを大きく左右するため、正しい場所を意識しましょう。
眉山は、顔の正面から側面に落ちる手前がベストな場所です。眉の中では一番高い位置に眉山がくるようにしましょう。眉山が低いと立体感が物足りない印象になってしまうため、少しでも眉頭より高くなるように作るのがポイントです。眉毛の手入れ不足で眉山の場所が曖昧になっている50代の方は、適切なところに眉山を作りましょう。
眉尻は、上唇の中央から目尻を繋いだ延長線上に作りましょう。眉尻は眉頭より高い位置にするのがポイントです。50代の方は眉尻が下がってしまっている場合が多いため、高めを意識して整えることをおすすめします。
顔は、眉頭から眉山が正面として認識されます。眉頭から眉山への距離が長いとやや大きめの顔、短いとパーツが中心に集まったような顔に捉えられます。
左右で差がある眉骨の形や、顔の側面の角度などを意識した調節も大切です。例えば、正面から見た顔の横幅は、顔の側面の角度が急だと短く、逆に角度が緩やかだと長く見えます。横幅が狭い顔に長い眉を描くと浮いて見えてしまうため、顔の特徴に合わせて眉毛を整えましょう。
眉毛の太さは目の縦幅に合わせて!50代にはやや太めがおすすめ

理想的な眉毛の太さは、目の縦幅の2分の1〜3分の2ほどが目安です。眉頭を一番太くし、眉尻に向かってだんだん細くなっていくように調整すると自然に仕上がります。50代の方には、上まぶたのたるみをカバーするためにやや太めのナチュラルな眉毛がおすすめです。
眉毛を理想的な濃淡に!まばらな眉毛はアイブロウメイクでカバー

眉毛の濃淡も重要です。黒目の上あたりを一番濃くし、眉頭は薄く、眉尻はやや濃くなるように整えると、ナチュラルな眉毛に仕上がります。眉毛に色をのせるときも、同じ濃淡のバランスを意識しましょう。
50代の方は、加齢によって眉毛がまばらになっている場合があります。眉毛の濃淡にばらつきがあるときは、アイブロウパウダーなどで補いましょう。
眉毛のカラーを整える!眉マスカラでふんわりした色に
眉毛の色は、髪色との組み合わせで決めるのが基本です。髪色よりもワントーン明るい色にすると、垢抜けた印象に仕上がりますよ。パーソナルカラーに合わせて眉色を決めるのもよいでしょう。なお、黒髪に合う眉毛の色については以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎黒髪に合う眉毛の色は?濃さやパーソナルカラーごとの色などを眉毛サロンが解説
眉毛に白髪がある場合も同様に、眉マスカラで色をつけて補います。白髪用に眉マスカラを選ぶよりも、眉毛全体の色を意識して、ふんわりしたナチュラルな眉マスカラがおすすめです。
50代におすすめのアイブロウメイク道具
50代の方におすすめのアイブロウメイク道具を紹介します。より多くの道具を揃えたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎眉毛を整える道具おすすめ14選!初心者向けや用途も眉毛サロンが解説
眉ハサミ
眉ハサミは、はみ出した長い毛やボリュームを整えるために使います。眉コームと併用し、コームから飛び出た毛を切ることで、自然に仕上げることが可能です。
眉ハサミを選ぶときは、刃の形状をチェックしましょう。カーブ刃は肌に沿って切りやすく、直刃は細かい調整に適しています。細かく手入れをするなら、眉毛を1本ずつカットしやすい直刃の眉ハサミがおすすめです。
毛抜き
毛抜きは、不要な毛を1本ずつ抜いて処理できる道具です。眉の形を整えたいときや、細部のムダ毛を処理したいときに活躍します。50代で気になるおば毛を除去するのにも便利です。
選び方のポイントは、先端の形状と握りやすさです。先の細いタイプは細かい毛を掴みやすく、斜めカットタイプは広範囲の毛に対応できます。
アイブロウパウダー
アイブロウパウダーは、眉毛にふんわり自然な色をのせられる定番アイテムです。濃淡を調整しやすく、初心者でも失敗が少ない点が魅力的な製品だといえます。
アイブロウパウダーは、自分の髪色や肌色に合ったカラーのものを選ぶのが重要です。髪色よりワントーン明るいカラーのアイブロウパウダーを選ぶとよいでしょう。たとえば、暗髪ならダークブラウン、明るい髪色ならライトブラウンが自然になじみます。50代の方にはふんわりした色のアイブロウパウダーがおすすめです。
スクリューブラシ
スクリューブラシは、毛流れを整えたり、描いたパウダーやペンシルの色をぼかしたりするのに使います。毛玉ができないように解くのにもスクリューブラシが便利です。仕上がりを自然にするために欠かせないアイテムだといえるでしょう。
使いやすさを重視するなら、柄が長めのスクリューブラシがおすすめです。アイブロウメイクアップに使うスクリューブラシは、毛質がしっかりしていて太めのものが使いやすいでしょう。
アングルドカットブラシ
アングルドカットブラシは、斜めにカットされた筆先で、パウダーやポマードを眉にのせるときに使います。眉尻や輪郭をシャープに描くのに便利です。角度がついているため、顔の形に沿ってアイブロウメイクができます。
アングルドカットブラシの選び方のポイントは毛のコシです。適度なコシがあると細かい描き足しがしやすく、柔らかめならぼかしにも対応できます。
アイブロウペンシル
アイブロウペンシルは、眉の足りない部分を描き足して形を補う製品です。自然に描き足すことで、均整のとれた眉を作れます。
アイブロウペンシルは、眉毛を1本ずつ繊細に描ける芯が細いタイプがおすすめです。まばらな眉毛が気になる50代の方も、足りない部分にナチュラルな眉毛を描き足せるでしょう。また、水に強いものを選べば、汗や雨で濡れても消えない眉を描くことができます。
ストレイトカットブラシ
ストレイトカットブラシは、平らな筆先でパウダーをのせやすいブラシです。スタンプのように押して使うことで、アイブロウペンシルよりも超極細の綺麗なラインを再現できます。
選び方のポイントは毛幅の広さです。毛幅の広いブラシは時短でメイクができますが、綺麗な眉毛を描きたい場合は毛幅が狭いものを選びましょう。
シェイダーブラシ
シェイダーブラシは、柔らかい毛先でぼかしを加え、50代の方に似合うふんわりとした眉毛を演出します。自然なグラデーションを作りたいときに役立つ道具です。眉毛に立体感や明るさを出す眉用ハイライターを使う際にも利用します。
シェイダーブラシを選ぶ際は、毛の柔らかさや厚みをチェックしましょう。毛が柔らかく厚みのあるブラシを選べば、ナチュラルに仕上げられます。
眉マスカラ
眉マスカラは、眉毛の色を変えて髪色やメイク全体に合わせられるアイテムです。毛流れを整えつつ、立体感のある仕上がりにできます。眉毛に色をのせたあと、スクリューブラシで均一に広げましょう。
選び方のポイントはブラシの形状です。小さめは細かい部分に、コーム型は毛並みをきれいに整えたいときにおすすめです。色はパウダーと同じく、髪色や肌色にあわせて選びましょう。50代の方におすすめなのは、ナチュラルに仕上がるふんわりとした色の眉マスカラです。
眉用ハイライター
眉用ハイライターは、眉専用のハイライトです。眉下に入れることで立体感や明るさを演出し、眉を引き立て、顔全体を洗練された印象に見せられます。
眉用ハイライターにはペンシル・パウダー・スティック・リキッドなどさまざまなタイプがあります。初心者には扱いやすいペンシル・スティックタイプがおすすめです。
50代向けの眉毛の整え方・描き方・アイブロウメイクアップ術
50代向けの眉毛の整え方・描き方・アイブロウメイクアップ術を解説します。メイク術については以下の記事でも詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
▶︎アイブロウとは?意味やメイクアップ術を眉毛サロンが解説!
スクリューブラシで毛流れを整える

まずは、眉毛が生えている箇所にフェイスパウダーをのせ、スクリューブラシで毛流れを整えましょう。スクリューブラシを眉頭から眉尻のほうに向かって動かし、毛流れを整えます。自眉の毛流れを活かすように整えれば問題ありません。
アイブロウペンシルで理想的な眉毛の輪郭を描く

続いて、アイブロウペンシルで理想的な眉の輪郭を描きます。以下のポイントを参考に、眉頭・眉山・眉尻がベストな場所にくるようにしっかりペンシルで描きましょう。
50代の方のなかには、日頃のケア不足や過去のケアのしすぎなどから、眉毛の形が理想の状態から離れてしまっているケースもあります。その場合は、眉毛が生えていない箇所にもペンシルで眉毛の輪郭を描き足してください。
<理想的な眉に整えるための眉頭・眉山・眉尻の位置>
- 眉頭は小鼻の真上
- 眉山は黒目の外側と目尻の間
- 眉尻は眉頭以上の高さ
- 長めの眉の眉尻は小鼻と目尻を結んだラインの延長線上
- 短めの眉の眉尻は口角と目尻を結んだラインの延長線上
<理想的な眉の形に整えるためのポイント>
- 眉頭を一番太くして眉尻にかけてだんだん細くなるようにする
- 眉山を一番高くして立体感を出す
- 眉の太さは目の縦幅の2分の1〜3分の2程度にする
眉山は眉全体のなかで最も高い位置に、眉尻は少しでも眉頭よりも高い位置に作ってください。
このとき、アイブロウペンシルは真ん中より後ろ側を持ち、力まずに使うのがポイントです。指に力を入れるのではなく、手首を軸にしてペンを動かしましょう。軽いタッチで描いた方が、ナチュラルに眉毛の輪郭を描けますよ。
アイブロウパウダーで描いた眉毛の輪郭を埋める

理想的な眉毛の輪郭が描けたら、アイブロウパウダーで隙間になっている箇所を埋めていきます。アイブロウペンシルで描いた眉毛の輪郭をぼかすようにするのがポイントです。自眉が細すぎて輪郭を大きく描き足した50代の方はパウダーを使う範囲が広くなりますが、自然に見えるようにパウダーをのせていきましょう。
パウダーを馴染ませるのに使うアイブロウブラシも、後ろの方を軽くつまむように持ちましょう。力まずに軽い力で使うのがコツです。
眉マスカラで眉毛にカラーをつける

眉に色をつける場合は、眉マスカラを使いましょう。眉マスカラを毛流れに逆らう方向に動かして、眉全体に色をつけてください。次に、毛流れに沿った方向に眉マスカラを動かして仕上げます。
眉マスカラの色は、髪色よりワントーン明るい色がおすすめです。50代の方は、とくにふんわりとした色を選ぶことをおすすめします。また、イエローベースの肌にはオレンジ系や黄色系のブラウンの眉色、ブルーベースの肌には赤系のブラウンの眉色がよく似合いますよ。
アイブロウメイクからはみ出た眉毛を眉ハサミでカットする

眉メイクができたら、メイクからはみ出た眉毛をカットします。眉ハサミを使って、毛先から徐々にカットしていきましょう。
とくに50代の方は筋肉の衰えで眉尻が理想的な位置から下がっているケースがあるため、下がりすぎている部分はカットしてください。
眉毛の量や長さを調整。おば毛があれば毛抜きで除去
不要な毛をカットできたら、眉毛全体の長さと量を調整しましょう。コームで眉毛を下から持ち上げ、眉毛の上の輪郭に合わせます。コームからはみ出た眉毛は他よりも長い毛なので、その毛だけをカットしましょう。
このとき、眉毛全体で長さが一律になるようにカットするのはNGです。眉毛の長さを一律に揃えてしまうと、ナチュラル感がなくなりのっぺりとした印象の眉になってしまいます。
眉毛のベストな長さについては、以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎眉毛のベストな長さを眉毛サロンが解説!整え方や道具も紹介
おば毛が気になる50代の方は、毛抜きで抜きましょう。カットするだけでは伸びてきてしまうため、おば毛を見つけたら抜いた方が無難です。
眉周りにハイライトを入れる

50代のアイブロウメイクアップでは、ハイライトを上手に使うことで目もと全体を明るく見せ、リフトアップ効果を演出できます。とくにまぶたや眉下の影が気になり始める年代では、ハイライトを加えるだけで印象が若々しくなります。
まず、眉下(眉山の下あたり)にハイライトを入れましょう。ハイライトはパール感が強すぎないものを選び、ブラシや指先で薄くなじませるようにすると、自然なツヤを演出できるでしょう。
次に、眉頭の上や眉尻の外側にも控えめにハイライトをのせると、顔全体の骨格が明るく整って見えます。眉の輪郭が引き締まり、清潔感のある印象に仕上がるため、ナチュラルメイクにもおすすめです。
注意点として、ハイライトを入れすぎるとテカリのように見えてしまうため、あくまで光を一点だけ集める意識で使いましょう。眉周りの肌を整えることで、眉そのものの形や毛流れも引き立ち、メイク全体が上品にまとまりますよ。
目指す眉毛の形別!50代の眉毛の整え方のポイント
眉毛がまばらになったり薄くなったりしている50代の方でも、アーチ眉やキリリ眉、平行眉などさまざまな形の眉毛が目指せます。具体的な整え方については、以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
▶︎眉毛の整え方/描き方/カット方法を眉毛サロンが解説!顔の形や濃さごとにも紹介
50代におすすめ!眉毛へのアンチエイジングアプローチ
綺麗な眉毛を維持したい50代の方には、日頃のケアも欠かせません。ここでは、普段からできる眉毛へのアンチエイジングアプローチを3つ紹介します。
ブラッシング

日頃から正しく眉毛をブラッシングすると、毛流れが整うとともに、新陳代謝がスムーズになり眉毛を健康な状態に保てるでしょう。とくにスキンケア後は、クリームなどの油分が眉に溜まってしまうのを防げます。
ブラッシングするときは、できるだけブラシの端を持ち、腕の力を抜きましょう。親指・人差し指・中指の第一関節のみでブラシを軽く持つのがポイントです。手首だけを返せば、左右の眉を同じ持ち手でブラッシングできます。
まず、ブラシを水平に持ち、眉頭から眉山に向かって垂直にブラッシングしましょう。手首だけを動かすイメージで、5回ほど繰り返してください。
次は、眉山へ向かう毛量の一番多い箇所です。ブラシで斜め45度の方向に持ち上げ、眉尻へのブラッシングを同じく5回ほど繰り返しましょう。眉尻の毛は、横に4回ブラッシングし、最後は一度上に持ち上げてから横にブラッシングしてください。
クレンジングと洗顔

毛穴にメイク汚れや老廃物が溜まると眉毛が抜けやすくなってしまうため、日頃のクレンジングと洗顔が大切です。いつものクレンジングと洗顔のときに、眉毛の部分も入念に洗いましょう。
まず、中指や薬指を使って眉頭から眉尻へと円を描きながら優しく洗いましょう。次に眉尻から眉頭にかけても同様に優しく洗います。これを2度繰り返したら、丁寧にすすぎましょう。
マッサージ

眉周りをマッサージすれば、目のむくみ・たるみの緩和や、目周り・眉全体をリフトアップした印象にする効果が期待できます。眉頭・眉山・眉尻の上下を、心地よさを感じる程度の強さでプッシュしてください。左右の眉毛で同じように、眉頭から眉尻へとゆっくり押しましょう。
50代の眉毛の整え方に関するよくある質問
50代の眉毛の整え方に関するよくある質問とその回答を紹介します。
加齢によって眉の位置はどうなる?
40〜50代と歳を重ねてくると、上まぶたがたるんでくるため、眉毛と目が離れてくる傾向があります。また、筋肉や皮膚が衰えることで、眉尻が下がってくることもあるため注意が必要です。
1本だけ目立つ太くて濃い眉毛はどうすればいい?
50代になると、眉毛のなかで1〜2本だけ目立つ「おば毛」と呼ばれる毛が生えてくることがあります。この太くて濃いおば毛は、毛抜きなどで抜くのがよいでしょう。
50代で薄くなった眉毛を濃く見せるには?
50代で薄くなった眉毛を濃く見せるには、適切なアイブロウメイクアップが必要です。薄い眉毛を濃く見せるための方法については、以下の記事を参考にしてみてください。
▶︎薄い眉毛を濃くするには?原因やメイク、ケアのポイントを眉毛サロンが解説
50代向けの眉毛の整え方がわからないときは?
理想的な眉毛に整える方法がわからない50代の方は、眉毛サロンに行ってみましょう。眉毛サロンには、眉毛を整えてくれるだけでなく、眉レッスンとして整え方やメイクアップ術をレクチャーしてくれるところもあります。うまく眉毛を整えられずに困っている人は、眉毛サロンの眉レッスンを受けてみてください。
アナスタシア ミアレでも、眉レッスン「パーソナルトレーナーレッスン」を提供しています。骨格・筋肉・フェイスバランスなどを考慮した「あなただけの眉」に整える方法を学べるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
▶︎アナスタシアミアレの眉レッスンとは?施術内容や料金、実施店舗などを紹介!
理想的な眉毛に整えたい50代にはアナスタシアミアレがおすすめ

本記事では、50代の方におすすめの眉毛の整え方を解説しました。顔のたるみやまぶたのくぼみが気になる50代の方には、ふんわりとした太めの眉毛がおすすめです。また、日頃から適切なエイジングケアを心がければ、綺麗な眉毛を長期間キープできるでしょう。
とはいえ、眉毛は客観視するのが難しいパーツです。例えば、右眉を手入れするときは右目に焦点があってしまうため、正面からのバランスで整えられません。遠くから引いて全体を捉えようとすると、細かい部分がよく見えず上手に整えるのが難しくなってしまいます。
眉毛を整えるときには、立体的に生えている眉毛を、正面・斜め・横などさまざまな角度から見極める必要があります。誰かの眉を真似しても、自分にぴったりの眉にはなりません。だからこそ、プロによるその人に合ったアイブロウメイクアップのポイントの見極めが大事です。
眉毛サロンANASTASIA MIARAY(アナスタシア ミアレ)では、自眉を最大限生かし、骨格・筋肉・フェイスバランスや毛質・毛の生え方などを考慮した眉の整え方・描き方をレクチャーしています。また、アナスタシア ミアレでは初回限定キャンペーンも実施しております。自分に合った眉の整え方を知りたい方は、ぜひお近くのサロンにご相談ください。
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