40代の眉毛の整え方/描き方とは?若々しく見えるためのコツを眉毛サロンが解説
40代の方のなかには、まぶたのたるみやくぼみが気になっている方も多いでしょう。こうしたお悩みも、自分の顔に似合う理想的な眉毛に整えれば、顔全体のリフトアップ効果が期待できます。
とはいえ、40代の方向けの眉毛の整え方にはいくつかコツがあるため、「どのように整えればナチュラルな眉毛に仕上がるのかよくわからない」といった方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、40代向けの眉毛の整え方のポイントや、具体的な方法を解説します。若々しく見えるアイブロウメイク術や、アイブロウパウダー・眉マスカラなどのおすすめの使い方なども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

目次
40代が抱えやすい眉毛のお悩み
40代になると皮膚のたるみや毛周期・ホルモンバランスの乱れなどから、眉毛についていろいろな悩みを抱えやすくなります。ここでは、40代が抱えやすい眉毛のお悩みを3つ紹介します。
上まぶたが広くなって間延びしたように見える

年齢を重ねるとだんだんまぶたが重くなり、上まぶたが下がってきやすくなるのが一般的です。上まぶたの面積が広くなってくると、眉毛と目の距離が広くなってしまいます。これにより顔全体がのっぺりした印象になってしまうことに悩んでいる40代の人も多いのではないでしょうか。
まぶたがくぼむ
40代に入ると、皮下脂肪や筋肉量の減少によって、まぶたがくぼみやすくなります。まぶたがくぼむと、眉毛の下に影ができやすくなり、目の上が落ちくぼんだ印象を与えるため注意が必要です。また、下まぶたの脂肪が前に出てくる場合もあります。
顔全体がたるんで見える

40代になると、ほうれい線や口角など下がるラインが目立つようになります。頬やフェイスラインのたるみだけでなく、眉周りの筋肉の衰えによって眉尻が下がる傾向がある点にも要注意です。眉尻が下がると、表情が沈んで見え、顔全体がたるんだ印象を強めてしまいます。
40代こそ眉毛をしっかり整えよう!やや太めでなだらかな眉山の眉毛がおすすめ

眉毛にさまざまな悩みを抱えやすい40代こそ眉毛をしっかり整えることをおすすめします。適切に整えれば加齢による筋肉の衰えなどの影響を抑えつつ、綺麗な眉毛に整えることが可能です。ここでは、40代におすすめの眉毛の特徴を2つ紹介します。
40代にはやや太めの眉毛は若々しく見える
眉毛が細すぎると、毛がないように見えてしまうリスクがあります。とくに40代では肌の透明感やハリが薄れるため、細眉が老け見えの原因になることがあるため注意が必要です。
反対に、太めの眉毛は、目もとの印象を引き締め、表情全体を明るく見せる効果が期待できます。また、眉毛の存在感が増すことで、顔まわりがぎゅっとして若見えするでしょう。目の縦幅が相対的に強調され、目力を自然にアップさせることも可能です。
ほどよい角度でたるんだ印象をカバー!ただし角度のつけすぎには注意
眉山をなだらかに描くことで、まぶたや頬のたるんだ印象をさりげなく引き上げる効果が期待できます。眉尻が下がると顔全体が重たく見えるため、眉山を少し高めに設定してアーチをつくるのがポイントです。
ただし、角度をつけすぎると眉だけが浮き、表情がきつく見えてしまうことがあります。眉頭から眉山までの距離が間延びして見えてしまうのも注意点です。眉頭から眉山までをゆるやかに上げ、眉尻にかけて自然に下げる緩やかなアーチ型を意識して整えるとよいでしょう。
40代向け眉毛の整え方のポイント
眉毛を理想的な状態にするためには、眉毛の位置・形・太さ・濃淡・カラーをベストなバランスに整える必要があります。ここでは、40代向け眉毛の整え方のポイントを解説します。綺麗な眉毛のベストバランスについては以下の記事でも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
▶︎綺麗な眉毛のベストバランスとは?眉の位置や形などを眉毛サロンが解説
顔の横幅・縦幅で眉毛の位置を決める

40代に似合う眉毛の理想的な位置は、顔の横幅・縦幅との比率で決めましょう。まず、顔を撮影した写真に加工アプリなどでグリッド線を引き、横幅・縦幅の比率をチェックしてみてください。
顔の横幅を「顔の横の生え際から反対側の生え際までの間」とすると、顔の横幅は眉間の幅の5倍がベストな長さです。これまであまり眉毛の手入れをしてこなかった40代の方は、眉頭の間に産毛が残っている場合もあるでしょう。その場合、不要な産毛を除去して眉頭の間の距離を確保する必要があります。
<顔の横幅のベストな比率>
顔の横幅=眉間の幅×5
顔の縦幅を「額の生え際から顎先までの長さ」とすると、顔の縦幅は額の生え際から眉頭の下までの長さの3倍がベストな長さです。比率からズレている場合は、眉頭周りの産毛を処理するなどして整えるとよいでしょう。
<顔の縦幅のベストな比率>
顔の縦幅=額の生え際から眉頭までの長さ×3
眉頭・眉山・眉尻の場所で眉毛の形を決める!眉山・眉尻をやや高めにするのがポイント

眉毛の形は、眉頭・眉山・眉尻の3つのパートの場所によって決まります。それぞれが適切な場所にくるように整えることが大切です。40代の方は筋肉の衰えなどによって眉頭・眉山・眉尻のバランスが崩れている場合があるため注意しましょう。
眉頭は鼻から眉毛の下にかけて、カーブが始まる場所に作りましょう。眉頭の位置は、顔全体のバランスを左右する重要なポイントです。ここで骨格を無視するとバランスが崩れてしまうため、正しい位置に眉頭を作ってください。
眉山は、顔の正面から側面に落ちる手前がベストな場所です。眉の中では一番高い位置に眉山がくるようにしましょう。眉山が低いと立体感が物足りない印象になってしまうため、少しでも眉頭より高くなるように作るのがポイントです。ただし、眉頭から眉山にかけて角度をつけすぎると、眉頭と眉山の距離が間延びして見えてしまうため注意してください。
眉尻は、上唇の中央から目尻を繋いだ延長線上に作りましょう。眉尻は眉頭より高い位置にするのがポイントです。40代の方は眉尻が下がってしまっている場合が多いため、高めを意識して整えましょう。
顔は、眉頭から眉山が正面として認識されます。眉頭から眉山への距離が長いとやや大きめの顔、短いとパーツが中心に集まったような顔に捉えられます。
左右で差がある眉骨の形や、顔の側面の角度などを意識した調節も大切です。例えば、正面から見た顔の横幅は、顔の側面の角度が急だと短く、逆に角度が緩やかだと長く見えます。横幅が狭い顔に長い眉を描くと浮いて見えてしまうため、顔の特徴に合わせて眉毛を整えましょう。
眉毛の太さは目の縦幅とのバランスで決める!40代はやや太めがおすすめ

理想的な眉毛の太さの目安は、目の縦幅の2分の1〜3分の2ほどです。眉頭を一番太くし、眉尻に向かってだんだん細くなっていくように調整すると自然に仕上がります。40代の方には、上まぶたのたるみをカバーするためにやや太めの眉毛がおすすめです。
眉毛の濃淡のバランスを整える

眉毛の濃淡も重要です。黒目の上あたりを一番濃くし、眉頭は薄く、眉尻はやや濃くなるように整えると、ナチュラルな眉毛に仕上がります。眉毛に色をのせるときも、同じ濃淡のバランスを意識しましょう。
眉毛のカラーは髪色よりワントーン明るめがおすすめ
眉毛の色は、髪色との組み合わせで決めるのが基本です。髪色よりもワントーン明るい色にすると、垢抜けた印象に仕上がりますよ。パーソナルカラーに合わせて眉色を決めるのもよいでしょう。なお、黒髪に合う眉毛の色については以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎黒髪に合う眉毛の色は?濃さやパーソナルカラーごとの色などを眉毛サロンが解説
40代向けの眉毛の整え方・描き方・カットの方法
40代向けの眉毛の整え方・描き方・カットの方法を解説します。なお、メイク術を含む眉毛の基本的な整え方については以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
▶︎アイブロウとは?意味やメイクアップ術を眉毛サロンが解説!
眉毛が生えているところにフェイスパウダーをのせる
次に、眉毛が生えている箇所にフェイスパウダーをのせましょう。汗や皮脂をとってサラサラにしておけば、このあとのメイクアップがしやすくなります。40代で眉毛が細くなってしまっている場合は、眉毛が生えていない周辺の肌にもフェイスパウダーをのせておきましょう。
スクリューブラシで毛流れを整える

続いてスクリューブラシを持ち、眉毛の毛流れを整えます。ブラシを眉毛が生えている方向に動かすと、自然な毛流れを活かすことが可能です。
アイブロウペンシルで理想的な眉毛の輪郭を描く

毛流れが整ったら、アイブロウペンシルを使って理想的な眉毛の形を描きます。眉下のラインを引いたら、眉尻から眉山に向かってラインを描きましょう。眉山に角度をつけて、眉頭に向かってラインを引きます。この際、眉下と眉上のラインが平行になるように描くと綺麗に仕上がりますよ。
40代の方は、とくに眉頭から眉山にかけての角度がなだらかになるように注意してください。角度をつけすぎるときつい印象を与えてしまう場合があります。また、眉尻が下がっている場合は、眉頭より高い位置にくるよう調整しましょう。
眉毛の位置や形については、以下のポイントもチェックしておきましょう。
<理想的な眉の形に整えるためのポイント>
- 眉頭を一番太くして眉尻にかけてだんだん細くなるようにする
- 眉山を一番高くして立体感を出す
- 眉の太さは目の縦幅の2分の1〜3分の2程度を目安にやや太めに
<理想的な眉の位置に整えるためのポイント>
- 眉頭は小鼻の真上
- 眉山は黒目の外側と目尻の間
- 眉頭から眉山へのラインはなだらかに
- 眉尻は眉頭以上の高さ
- 長めの眉の眉尻は小鼻と目尻を結んだラインの延長線上
- 短めの眉の眉尻は口角と目尻を結んだラインの延長線上
アイブロウペンシルを使うときは、ペンの真ん中よりも後ろ側を持ち、力を抜いて使いましょう。指に力を入れるのではなく、手首を軸に動かすのがポイントです。
アイブロウパウダーで描いた眉毛の輪郭を埋める

理想的な眉毛の輪郭が描けたら、アイブロウパウダーで隙間になっている箇所を埋めていきます。アイブロウペンシルで描いた眉毛の輪郭をぼかすようにするのがポイントです。
パウダーを馴染ませるのに使うアイブロウブラシも、後ろの方を軽くつまむように持ちましょう。力まずに軽い力で使うのがコツです。
眉マスカラでカラーをつける

眉に色をつける場合は、眉マスカラを使いましょう。眉マスカラを毛流れに逆らう方向に動かして、眉全体に色をつけてください。次に、毛流れに沿った方向に眉マスカラを動かして仕上げます。
40代の方には、髪色よりワントーン明るい眉マスカラがおすすめです。また、イエローベースの肌にはオレンジ系や黄色系のブラウンの眉色、ブルーベースの肌には赤系のブラウンの眉色がよく似合いますよ。
アイブロウメイクからはみ出た眉毛を眉ハサミでカットする

眉メイクができたら、メイクからはみ出た眉毛をカットします。眉ハサミを使って、毛先から徐々にカットしていきましょう。とくに40代の方は眉尻が理想的な位置から下がっているケースが多いため、下がりすぎている部分はカットする必要があります。
眉毛の量や長さを調整する
不要な毛をカットできたら、眉毛全体の長さと量を調整しましょう。コームで眉毛を下から持ち上げ、眉毛の上の輪郭に合わせます。コームからはみ出た眉毛は他よりも長い毛なので、その毛だけをカットしましょう。
このとき、眉毛全体で長さが一律になるようにカットするのはNGです。眉毛の長さを一律に揃えてしまうと、ナチュラル感がなくなりのっぺりとした印象の眉になってしまいます。
眉周りにハイライトを入れる

40代のアイブロウメイクアップでは、ハイライトを上手に使うことで目もと全体を明るく見せ、リフトアップ効果を演出できます。とくにまぶたや眉下の影が気になり始める年代では、ハイライトを加えるだけで印象が若々しくなります。
まず、眉下(眉山の下あたり)にハイライトを入れましょう。ハイライトはパール感が強すぎないものを選び、ブラシや指先で薄くなじませるようにすると、自然なツヤを演出できるでしょう。
次に、眉頭の上や眉尻の外側にも控えめにハイライトをのせると、顔全体の骨格が明るく整って見えます。眉の輪郭が引き締まり、清潔感のある印象に仕上がるため、ナチュラルメイクにもおすすめです。
注意点として、ハイライトを入れすぎるとテカリのように見えてしまうため、あくまで光を一点だけ集める意識で使いましょう。眉周りの肌を整えることで、眉そのものの形や毛流れも引き立ち、メイク全体が上品にまとまりますよ。
普段からできる眉毛へのアンチエイジングアプローチ
綺麗な眉毛を維持したい40代の方には、日頃のケアも欠かせません。ここでは、普段からできる眉毛へのアンチエイジングアプローチを3つ紹介します。
ブラッシング

日頃から正しく眉毛をブラッシングすると、毛流れが整うとともに、新陳代謝がスムーズになり眉毛を健康な状態に保てるでしょう。とくにスキンケア後は、クリームなどの油分が眉に溜まってしまうのを防げます。
ブラッシングするときは、できるだけブラシの端を持ち、腕の力を抜きましょう。親指・人差し指・中指の第一関節のみでブラシを軽く持つのがポイントです。手首だけを返せば、左右の眉を同じ持ち手でブラッシングできます。
まず、ブラシを水平に持ち、眉頭から眉山に向かって垂直にブラッシングしましょう。手首だけを動かすイメージで、5回ほど繰り返してください。
次は、眉山へ向かう毛量の一番多い箇所です。ブラシで斜め45度の方向に持ち上げ、眉尻へのブラッシングを同じく5回ほど繰り返しましょう。眉尻の毛は、横に4回ブラッシングし、最後は一度上に持ち上げてから横にブラッシングしてください。
クレンジングと洗顔

毛穴にメイク汚れや老廃物が溜まると眉毛が抜けやすくなってしまうため、日頃のクレンジングと洗顔が大切です。いつものクレンジングと洗顔のときに、眉毛の部分も入念に洗いましょう。
まず、中指や薬指を使って眉頭から眉尻へと円を描きながら優しく洗いましょう。次に眉尻から眉頭にかけても同様に優しく洗います。これを2度繰り返したら、丁寧にすすぎましょう。
マッサージ

眉周りをマッサージすれば、目のむくみ・たるみの緩和や、目周り・眉全体のリフトアップが期待できます。眉頭・眉山・眉尻の上下を、心地よさを感じる程度の強さでプッシュしてください。左右の眉毛で同じように、眉頭から眉尻へとゆっくり押しましょう。
40代の眉毛に関するよくある質問
40代の眉毛に関するよくある質問とその回答を紹介します。
40代で眉毛が薄くなってきたのはなぜ?
40代で眉毛が薄くなる理由はさまざまですが、主な原因は加齢による毛周期やホルモンバランスの乱れです。過度なセルフケアも、眉毛が薄くなる原因になるため注意してください。
40代で眉毛が伸びる期間は?
個人差はあるものの、40代で眉毛が伸びる期間は7〜10週間が目安です。セルフケアをしすぎた箇所はさらに時間がかかるケースもあります。
40代の男性の眉毛の整え方のポイントは?
40代男性の眉毛の整え方のポイントも、基本的には女性のものと同様です。メンズ眉の基本的な整え方については以下の記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
▶︎メンズ眉の整え方やカット方法を眉毛サロンが解説!顔の形や濃さごとにも紹介
40代向けの眉毛の整え方がわからないときは?
自分で理想的な眉毛に整える方法がわからない40代の方は、眉毛サロンに行ってみましょう。眉毛サロンには、眉毛を整えてくれるだけでなく、眉レッスンとして整え方やメイクアップ術をレクチャーしてくれるところもあります。うまく眉毛を整えられずに困っている人は、眉毛サロンの眉レッスンを受けてみてください。
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アナスタシアミアレの眉レッスンとは?施術内容や料金、実施店舗などを紹介!
理想的な眉毛に整えたい40代にはアナスタシアミアレがおすすめ
本記事では、40代の方におすすめの眉毛の整え方を解説しました。まぶたのたるみやくぼみが気になり始める40代の方には、それらをカバーするなだらかな角度でやや太めの眉毛がおすすめです。また、日頃から適切なエイジングケアも心がけましょう。
とはいえ、眉毛は主観視するのが難しいパーツです。例えば、右眉を手入れするときは右目に焦点があってしまうため、正面からのバランスで整えられません。遠くから引いて全体を捉えようとすると、細かい部分がよく見えず上手に整えるのが難しくなってしまいます。
眉毛を整えるときには、立体的に生えている眉毛を、正面・斜め・横などさまざまな角度から見極める必要があります。誰かの眉を真似しても、自分にぴったりの眉にはなりません。だからこそ、プロによるその人に合ったアイブロウメイクアップのポイントの見極めが大事です。
眉毛サロンANASTASIA MARAY(アナスタシア ミアレ)では、自眉を最大限生かし、骨格・筋肉・フェイスバランスや毛質・毛の生え方などを考慮した眉の整え方・描き方をレクチャーしています。また、アナスタシア ミアレでは初回限定キャンペーンも実施しております。自分に合った眉の整え方を知りたい方は、ぜひお近くのサロンにご相談ください。
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