眉毛周辺の骨格や筋肉とは?種類や整え方を眉毛サロンが解説
眉毛の生え方は、眉毛の下の骨格や筋肉に大きく影響されています。骨格や筋肉を無視した整え方をすると、不自然な眉毛に仕上がってしまうため注意が必要です。
とはいえ、骨格や筋肉のつき方は自分では確認しにくいため、「どうすれば骨格に合う眉毛に整えられるのかよくわからない」といった人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、骨格や筋肉のつき方に合う眉毛の整え方について解説します。骨格や筋肉を無視して眉毛を整えるリスクなどについても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

目次
眉毛の生え方は骨格と筋肉のつき方で決まる

眉毛の生え方には、骨格や筋肉が大きく影響しています。眉毛は、眉下の骨格と眉毛周辺の5つの筋肉に合わせて生えるためです。
眉毛の生え方に影響する5つの筋肉とは、前頭筋・皺眉筋・眉毛下制筋・鼻根筋・眼輪筋です。表情に連動して各筋肉が動き、それに合わせて眉毛も動きます。
骨格や筋肉のつき方を無視して眉毛を整えるリスク
眉毛は剃ったり描いたりすれば自分の好きな位置・形に整えられますが、生まれつきの骨格や筋肉のつき方を無視して整えるといくつかのリスクを抱えることになります。ここでは、骨格や筋肉のつき方を無視して眉毛を整えるリスクを2つチェックしておきましょう。
表情と連動しない不自然な眉になってしまう
眉毛は周辺の筋肉の動きに合わせて動きます。そのため、筋肉のつき方を無視して眉毛を描いてしまうと、表情による筋肉の動きに連動しない不自然な眉になってしまうため注意が必要です。
眉毛の形や位置が不自然になってしまい意図しない印象を与える可能性がある
骨格や筋肉に沿って生えた自眉の形や位置を不必要に変えてしまうと、自分が意図しない印象を相手に与えてしまうリスクもあります。角度をつけすぎてしまうと怒って見えたり、反対に困り眉のように眉尻を下げすぎてしまうと悲しそうに見えたりするのはその例です。
眉毛の生えている箇所は膨らんでいるため、眉毛をこの膨らみから外れたところに描いてしまうと、眉毛の生えていないところが不自然に膨らんで見えてしまう場合があります。また、眉毛のなかで最も高い場所にあるべき眉山ではないところが、筋肉の癖で上がって見えてしまうなどの状態を引き起こしてしまう場合もあるため注意しましょう。
骨格に合った眉毛に整えるためのポイント
骨格に合った眉毛に整えるためには、眉毛の位置・形・太さを理想的な状態に整える必要があります。また、綺麗に見せるためには濃淡のバランスも重要です。ここでは、眉毛を骨格に合った理想的な状態に整えるためのポイントを解説します。
なお、眉毛のベストバランスについては以下の記事でも詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
▶︎綺麗な眉毛のベストバランスとは?眉の位置や形などを眉毛サロンが解説
眉毛の位置は顔の横幅と縦幅のバランスで決める

骨格に合った眉毛の理想的な位置は、顔の横幅・縦幅との比率で決定します。まず、顔を撮影した写真に加工アプリなどでグリッド線を引き、横幅・縦幅の比率をチェックしてみましょう。
「顔の横の生え際から反対側の生え際までの間」を顔の横幅とすると、顔の横幅は眉間の幅の5倍がベストな長さです。無理に眉間の幅を変えようとすると、骨格に合わない不自然な眉毛になってしまうため注意しましょう。
<顔の横幅のベストな比率>
顔の横幅=眉間の幅×5
「額の生え際から顎先までの長さ」を顔の縦幅とすると、顔の縦幅は額の生え際から眉頭の下までの長さの3倍がベストな長さです。比率からズレている場合は、眉頭周りの産毛を処理するなどして整えるとよいでしょう。横幅同様、骨格を無視して眉頭の位置を上げ下げすると、不自然に見えてしまうため要注意です。
<顔の縦幅のベストな比率>
顔の縦幅=額の生え際から眉頭までの長さ×3
眉毛の形は眉頭・眉山・眉尻の位置で決める

眉毛の形は、眉頭・眉山・眉尻の3つのパートの場所によって決まります。それぞれが適切な場所にくるように整えることが大切です。骨格や筋肉に沿った正しい場所に眉頭・眉山・眉尻を整えれば、自分の顔に似合う理想的な眉毛に整えられるでしょう。
眉頭は鼻から眉毛下の骨にかけて、カーブが始まる場所に作りましょう。眉頭の位置は、顔全体のバランスを左右する重要なポイントです。ここで骨格を無視するとバランスが崩れてしまうため、正しい位置に眉頭を作ってください。
眉山は、顔の正面から側面に落ちる手前がベストな場所です。眉の中では一番高い位置に眉山がくるようにしましょう。眉山が低いと立体感が物足りない印象になってしまうため、少しでも眉頭より高くなるように作るのがポイントです。
眉尻は、上唇の中央から目尻を繋いだ延長線上に作りましょう。眉尻は眉頭より高い位置にするのがポイントです。
顔は、眉頭から眉山が正面として認識されます。眉頭から眉山への距離が長いとやや大きめの顔、短いとパーツが中心に集まったような顔に捉えられます。
左右で差がある眉骨の形や、顔の側面の角度などを意識した調節も大切です。例えば、正面から見た顔の横幅は、顔の側面の角度が急だと短く、逆に角度が緩やかだと長く見えます。横幅が狭い顔に長い眉を描くと浮いて見えてしまうため、顔の特徴に合わせて眉毛を整えましょう。
眉毛の太さは黒目の縦幅とのバランスで!細すぎると骨格と合わなくなるため注意

理想的な眉毛の太さの目安は、目の縦幅の2分の1〜3分の2ほどです。眉頭を一番太くし、眉尻に向かってだんだん細くなっていくように調整すると自然に仕上がります。
太さを調整する際、眉下や眉上のラインに沿って剃ると、大きく形が変わってしまうため要注意です。とくに眉上のラインを剃りすぎると眉下の膨らみからズレてしまい、骨格に合わない不自然な眉毛になってしまいます。
眉毛を理想的な濃淡のバランスに

眉毛の濃淡も重要です。黒目の上あたりを一番濃くし、眉頭は薄く、眉尻はやや濃くなるように整えると、ナチュラルな眉毛に仕上がります。眉毛に色をのせるときも、同じ濃淡のバランスを意識しましょう。
眉毛の色は、髪色との組み合わせで決めるのが基本です。髪色よりもワントーン明るい色にすると、垢抜けた印象に仕上がりますよ。パーソナルカラーに合わせて眉色を決めるのもよいでしょう。なお、黒髪に合う眉毛の色については以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎黒髪に合う眉毛の色は?濃さやパーソナルカラーごとの色などを眉毛サロンが解説
骨格に合った眉毛の整え方
骨格に合った眉毛の整え方を解説します。なお、メイク術を含むより詳しい整え方については以下の記事で詳しく解説しているため、あわせてチェックしてみてください。
▶︎アイブロウとは?意味やメイクアップ術を眉毛サロンが解説!
眉毛を描くべき膨らみの場所を確認する
まずは自分の眉毛を描くべき膨らみの場所を確認しましょう。目を大きく開けたとき、盛り上がる膨らみが自然な眉毛のあるべき場所です。セルフケアのしすぎなどで、あまりにも眉毛がこの膨らみから離れてしまっている場合は、眉毛が生えてくるまで待ちましょう。
眉毛が生えているところにフェイスパウダーをのせる
次に、眉毛が生えている箇所にフェイスパウダーをのせましょう。汗や皮脂をとってサラサラにしておけば、このあとのメイクアップがしやすくなります。眉毛が骨格や筋肉のつき方からズレてしまっている場合は、眉下の膨らみの部分にもフェイスパウダーをのせておきましょう。
スクリューブラシで眉毛の毛流れを整える

続いてスクリューブラシを持ち、眉毛の毛流れを整えます。ブラシを眉毛が生えている方向に動かすと、自然な毛流れを活かすことが可能です。
アイブロウペンシルで骨格に合う眉毛の形を描く

毛流れが整ったら、アイブロウペンシルを使って理想的な眉毛の形を描きます。眉下のラインを引いたら、眉尻から眉山に向かってラインを描きましょう。眉山に角度をつけて、眉頭に向かってラインを引きます。この際、眉下と眉上のラインが平行になるように描くと綺麗に仕上がりますよ。
セルフケアなどで骨格から眉毛が外れてしまっているときは、自眉から外れたところに眉の輪郭を描く場合もあります。このあと、アイブロウパウダーで隙間を埋めるため、気にせず正しい輪郭を描きましょう。
眉毛の位置や形については、以下のポイントもチェックしておきましょう。
<理想的な眉の形に整えるためのポイント>
- 眉頭を一番太くして眉尻にかけてだんだん細くなるようにする
- 眉山を一番高くして立体感を出す
- 眉の太さは目の縦幅の2分の1〜3分の2程度にする
<理想的な眉の位置に整えるためのポイント>
- 眉頭は小鼻の真上
- 眉山は黒目の外側と目尻の間
- 眉尻は眉頭以上の高さ
- 長めの眉の眉尻は小鼻と目尻を結んだラインの延長線上
- 短めの眉の眉尻は口角と目尻を結んだラインの延長線上
アイブロウペンシルを使うときは、ペンの真ん中よりも後ろ側を持ち、力を抜いて使いましょう。指に力を入れるのではなく、手首を軸に動かすのがポイントです。
アイブロウパウダーで眉毛の隙間を埋める

理想的な眉毛の輪郭が描けたら、アイブロウパウダーで隙間になっている箇所を埋めていきます。アイブロウペンシルで描いた眉毛の輪郭をぼかすようにするのがポイントです。
パウダーを馴染ませるのに使うアイブロウブラシも、後ろの方を軽くつまむように持ちましょう。力まずに軽い力で使うのがコツです。
アイブロウメイクからはみ出た眉毛があればカットする

眉メイクができたら、メイクからはみ出た眉毛をカットします。眉バサミを使って、毛先から徐々にカットしていきましょう。
不要な毛をカットできたら、眉毛全体の長さと量を調整しましょう。コームで眉毛を下から持ち上げ、眉毛の上の輪郭に合わせます。コームからはみ出た眉毛は他よりも長い毛なので、その毛だけをカットしましょう。
このとき、眉毛全体で長さが一律になるようにカットするのはNGです。眉毛の長さを一律に揃えてしまうと、ナチュラル感がなくなりのっぺりとした印象の眉になってしまいます。
またほとんどの場合で、眉メイクからはみ出た毛をカットするだけでも十分に素敵な雰囲気に仕上がります。長さを調節するよりも、自然な眉毛をどのように活かすかをまず検討しましょう。
目指す眉毛の形別!整え方・剃り方・カット方法のポイント
眉毛にはアーチ眉・平行眉・キリリ眉などさまざまな形があり、それぞれ整え方・剃り方・カットの方法などが異なります。眉毛の形別の整え方については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
▶︎眉毛の整え方/描き方/カット方法を眉毛サロンが解説!顔の形や濃さごとにも紹介
眉毛と骨格に関するよくある質問
眉毛と骨格に関するよくある質問とその回答を紹介します。
眉毛の下の骨の名前は?
眉毛の下の骨は、眉弓(びきゅう)という名前です。額にある前頭骨の弧を描く隆起部分のことを眉弓と呼びます。
眉下の膨らみが強調されすぎる理由は?
眉下の膨らみが強調されすぎる理由には、さまざまなものがあります。生まれつきの骨格が原因となる場合もありますが、表情の癖や表情筋の凝りなども原因のひとつです。眉毛を細くしすぎてしまった場合も、この膨らみが目立ってしまうケースがあるため注意しましょう。
眉毛を細くしすぎて骨格からずれてしまった場合は?
眉毛を細くしすぎて骨格からズレてしまった場合は、アイブロウメイクアップで整えましょう。具体的な整え方やメイク術については以下の記事で解説しています。細い眉毛で悩んでいる場合は、ぜひ参考にしてみてください。
▶︎細い眉毛を太くする方法とは?整え方やメイク術を眉毛サロンが解説
自分で骨格に合う眉毛に整える自信がないときは?
骨格に合う眉毛の整え方がわからないときは、ぜひ眉毛サロンの眉レッスンを利用してみてください。眉毛サロンには、眉毛を整えてくれるだけでなく、眉レッスンとして整え方やメイクアップ術をレクチャーしてくれるところもあります。
アナスタシア ミアレでも、眉レッスン「パーソナルトレーナーレッスン」を提供しています。骨格・筋肉・フェイスバランスなどを考慮した「あなただけの眉」に整える方法を学べるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
▶︎アナスタシアミアレの眉レッスンとは?施術内容や料金、実施店舗などを紹介!
骨格に合う理想的な眉毛を目指すならアナスタシアミアレがおすすめ

本記事では、骨格に合う眉毛の整え方について解説しました。骨格や筋肉のつき方を無視した眉毛は不自然に見えてしまうリスクが高いため、自眉を活かしつつ理想的な眉毛に整えましょう。眉毛の位置・形・太さなどのポイントを意識して、自分に似合う眉毛を目指してみてください。
とはいえ、眉毛は客観視するのが難しいパーツです。例えば、右眉を手入れするときは右目に焦点があってしまうため、正面からのバランスで整えられません。遠くから引いて全体を捉えようとすると、細かい部分がよく見えず上手に整えるのが難しくなってしまいます。
眉毛を整えるときには、立体的に生えている眉毛を、正面・斜め・横などさまざまな角度から見極める必要があります。誰かの眉を真似しても、自分にぴったりの眉にはなりません。だからこそ、プロによるその人に合ったアイブロウメイクアップのポイントの見極めが大事です。
眉毛サロンANASTASIA MIARAY(アナスタシア ミアレ)では、自眉を最大限生かし、骨格・筋肉・フェイスバランスや毛質・毛の生え方などを考慮した眉毛の整え方・描き方をレクチャーしています。また、アナスタシア ミアレでは初回限定キャンペーンも実施しております。自分に合った眉の整え方を知りたい方は、ぜひお近くのサロンにご相談ください。
